エラン ドール 賞!

エラン ドール 賞は日本映画テレビプロデューサー協会が1年を通して最も活躍して将来有望な新人俳優に贈られる賞です^^エランドール賞は昭和37年から毎年開催されています。今年2007年は劇団ひとりさんや上野樹里さんが受賞されています。毎年とても楽しみです☆

鉄コン筋クリート(完全生産限定版)

鉄コン筋クリート(完全生産限定版) 人気ランキング : 3位
定価 : \10,290
販売元 : アニプレックス
発売日 : 2007/06/27
発送可能時期 : 近日発売 予約可
価格 : \7,718

宝町で暮らす親を知らない少年クロとシロ。町で“ネコ”と呼ばれるふたりは、かつあげやかっぱらいで暮らしていた。その町で“子供の城”の建設話が持ち上がる。しかし、それは古めかしい宝町を近代化して支配しようとするヤクザの仕業。昔気質のヤクザのネズミは反対するが、彼のボスは謎の男“蛇”にこの計画を一任していた。残酷な蛇はクロとシロを邪魔者だと判断し、刺客をおくる。ケンカでは誰にも負けない凶暴なクロだったが、刺客の前では手も足も出ない。そして追いつめられたシロは刺されてしまう…。
松本大洋原作漫画のアニメ映画化。熱狂的なファンを持つ松本作品だが、この映画はその世界観を想像を超えるほど見事に映像化している。昔懐かしい匂いと迷宮のような不気味さを兼ね備えた宝町の鮮やかな映像、クロ、シロはじめボイスキャストの名演(クロは二宮和也、シロは蒼井優)、原作漫画への深い愛がスクリーンのすみずみまで溢れ、宝町の世界に見るものを自然に飛ばせてくれる。子どもが生きにくい世の中にしてしまった大人たちへ痛烈なパンチをあびせる傑作だ。日本アニメは宮崎駿ワールドが頂点かと思いきや、まったく違ったアプローチと映像世界を持った作品が、その座をおびやかすほどの勢いで登場したことがうれしい。とはいえ監督は米国人のマイケル・アリアス。米国と日本で活躍する映像クリエイターだが、デビュー作とは思えない見事な手腕に脱帽だ。(斎藤 香)

原作の味わいを生かしつつ、もう一段昇華した作品。

原作の味わいを充分に生かしながら、かつ、映画として、もう一段昇華した作品となっている。
コミックのアニメ化は一般に非常に難しく、その失敗例は枚挙に暇がないが、この作品については、間違いなく成功例だと思う。
というか、個人的には、これほどの成功例は未だかつて目にしたことがない。
それもひとえに、監督をはじめ、スタッフ、そして声優たちによる、原作に対する深い理解の賜物であろうと推察される。
あのクロが、あのシロが、決して原作のイメージを崩されることなく、生き生きとスクリーン上を飛び回る。
クロとシロの痛みが、苦悩が、そして喜びが、その全てが、より如実に、よりありありと伝わってくる。
宝町の猥雑さも、その他の個性的な登場人物たちも、見事にそのままに映し出されている。
心配だった暴力シーンは、原作よりは抑えた表現になっていた。
特筆すべきは、シロを演じた蒼井優の好演。
特に、クロと引き離される時の、パトカーの中からクロをなじる叫び、あれはまさしくシロそのものだった。
映像の絢爛さを味わうだけでも観る価値のある、優れたアニメ作品だと思う。

独特ー♪

漫画も読んでない知識もなく見ました。
初感「絵がきれいーことに街がおもしろーい」であとちょっと「世紀末」的な暗さが正直…「やっぱ最新流行モノは暗い設定なのね」でした。
でもキャラなどや動きが面白く独特の世界観、ことに街を魚眼レンズというのかああいう風に描くと「おらが街」されど「全世界」って感じで面白いと思いました。
危惧としてはやはり「自分が世界の中心」であるような感覚を与えてしまう増長させるような要素がある作品だなーとは思いました。それがいいのか悪いのか私にはまだわかりません。

アニメ表現の新しい地平&蒼井優はすごい!

あの松本大洋の世界を、どう映像にするんだろう …と思ってましたが、
彼独得の”空気”を壊すことなく、 ちゃんと動くアニメになっていたのには感動した。

そして、何しろ素晴らしいのが、シロの声を演じた蒼井優!
「こちら地球星宝町シロ隊員…」「あんしん、あんしん」などなど
シロ独特の、イノセンスと深さが同居するセリフ。
はまらない演技で、“恥かしい”感じだったらどうしよう…と密かに恐れてたのだが、
めちゃめちゃはまってた!というより、
「シロの言葉ってのは、こういうことだったのか…」と改めて気づかされた感じ。
この人はやはり天才だ。映画賞総ナメは伊達じゃない!

とはいえ、原作の「時間と空間、現実とイメージを自在に行き来する世界観」は、
時の流れに束縛される映画というメディアでは表現しきれない、といううらみは残った。
その分、わかりやすくはなっており、マンガを読んで無くても理解できるので、
原作を知らない方も「あんしん、あんしん」!

バブルが来る前、日本各地には「宝町」がいっぱいありました それを奪われた子ども達、青年達からの魂のメッセージです

 かつて「ビッグコミック・スピリッツ」が漫画界を席巻していた頃、異彩を放っていたのが松本大洋の諸作品です。「ガロ」掲載作の様な独特の画風。諦念とポップさが入り交じった絶妙の台詞まわし。そして十数話経った辺りから作品の持つ世界観と魅力にとらわれて、次回を読まずにいられなくなるのです。
 そして『鉄コン筋クリート』が映画化されると聞いていても立っても居られず、正月帰省した過密スケジュールの中しっかり時間を空けて見に行きましたよ。これは素晴らしかった。制作陣が原作のことを心から愛しているのでしょう、松本大洋が作品に込めた魂がしっかりとくみ取られていました(『ピンポン』の時は原作の持つ重要な精神がすっぽり抜け落ちた所があって不満もあったのです)。
 何よりも今回の映画化で成功している点は宝町の描写です。アニメでしか表現し得ないタテヨコ縦横無尽に疾走する空間的広がり。かつて極彩色であった町並みがくすんだ色合いになっている感じといい、看板・ネオンや建物の一時代前的なキッチュな雰囲気といい、1970年代に幼少期を送った私にはこたえられない風景です。漫画では一背景に見えなくもなかった宝町が生命を持った巨大な有機体の様に活写されたのです。それは多くの生命を庇護する植物極相の様です。
 そういえばこの作品が初出したのはバブル経済がはじけた頃。新宿ゴールデン街のドブ板スナックも「開発」の名の下淘汰されて、しかしやがて悲しき狂奔の後。あの頃のツケは若者にまわされ、当時シロ・クロ世代だった子ども達はそんな空気を吸って大人になりました。この素晴らしい映画も素晴らしいが故に宮崎アニメ同様に無防備無批判のまま受け入れられていくのでしょう。しかしある世代には切実な意味合いを持って受け取られるはず。それはアニメとしての完成度とは別個の部分で、分からない人にはどこまで行っても分からない、ある人達の魂の故郷です。

原作の情景がイメージ通り彩色されてて

スピリッツで連載されてた時に持っていた宝町のイメージそのままに再現・彩色されてて嬉しかった。しっかし宝町ってあんな街だったっけ?でもでも期待は全然裏切らずにイメージが増幅されててすっごい好感度。CGも良かった。上手かった。Staffがこの鉄コンが好きなんだろーなぁ。って感じ。クロとシロ。やくざな方々と警察の方々。週間では散漫と見てしまっていた、大洋氏独自の人の本質観を、しっかり抽出していたように思えた。何故、☆×4つ?それはね、シロがもっと見たかったのね。私はね。それだけ。DVD欲しいと思ってここに来たけど未だ売ってないのね。そりゃあ未だ上映中だもんね。10年後もシロに会いたい。それはね、自分がクロだから、だな。